昔同じ時期に聴いてたこの2枚、
クワイエットライオットQuiet Riotの「メタル・ヘルス~ランディ・ローズに捧ぐ~」と、
ラットRATTの「情欲の炎」OUT OF THE CELLAR!
まずこちらのクワイエットライオットQuiet Riotというグループは、
デビュー時なぜか、日本だけでアルバム2枚出してたんですが、
そのまま自然と解散していたらしく、
それがこのアルバム「メタル・ヘルス」で復活し、
そしてこの「メタル・ヘルス」、そのままヘヴィ・メタルとしては、
初の全米1位に輝いたモンスター・アルバムなんです。
この時のメンバー
ケヴィン・ダブロウ(ボーカル)
カルロス・カヴァーゾ(ギター)
ルディ・サーゾ(ベース)
フランキー・バネリ(ドラムス)
その「メタル・ヘルス」の中の曲で、
スレイドってバンドのカヴァー「カモン・フィール・ザ・ノイズ」は、
ポップな感じでしたけどよかったですね、大ヒットシングルでした。
忘れてはいけないのがサブタイトルにもある、
今や伝説のギタリスト、元クワイエットライオットのメンバーだった、
故ランディ ローズに捧げられたバラード、「サンダーバード」は泣ける…。
ランディ ローズのことは、後々このブログで取り上げることになるでしょう。
それともう一枚、ラットRATTの「情欲の炎」OUT OF THE CELLAR!
こちらのラットRATTは、1983年に自主制作のシングルEPを出しているんですが、
実質メジャーデビュー作とされているのは、
こちらのアルバム「情欲の炎」OUT OF THE CELLARなんですね。
しかもこのアルバムでマルチ・プラチナを記録しています。
この時のメンバーは、
スティーヴン・パーシー(ボーカル)
ウォーレン・デ・マルティーニ(ギター)
ロビン・クロスビー(ギター)
フォアン・クルーシェ(ベース)
ボビー・ブロッツァー(ドラムス)
この時期のもっと前に、ギタリストでジェイク・E・リーがいたらしいです。
このアルバムの中の曲、「ラウンド・アンド・ラウンド」とかで聴かれる、
ツインリードギターがからみあう、明るく開放的なサウンドは、
ラットン・ロール(RATT N’ ROLL)と呼ばれれていて、
ラット独特のものとされています。
最高にかっこいいですね。
ギタリスト二人とも、多くのギターキッズに、
ずっと影響を与えつづけていると思います。
80年代のメタル系グループでは、
モトリークルーなどとそろって、LAメタルの代表的存在で、
88年頃に巻き起こっていたメタルブームでは、
大活躍したバンドの一つです。
あれから30年以上と経ち、残念ながらこの時のギタリスト、
ロビン・クロスビーが亡くなったり、
近年、メンバーが2つのラットに分裂したりとか、
いろいろあったらしいのですが、今も尚ラットは活動しており、
なんと今は、先に紹介したクワイエットライオットにいた、
カルロス・カヴァーゾがギターで参加しているらしく、
欧米のバンドメンバー事情は昔から、なにかと複雑なんですね。
でも、そういったメンバーチェンジによる、
音の変化なんかを聴いたりするのも、こういうロックとか、
いろんな音楽の楽しみ方の一つじゃないでしょうか。
ヘヴィメタル、ハードロック系初心者にもこの2枚はオススメ!
クワイエットライオットQuiet Riotの「メタル・ヘルス~ランディ・ローズに捧ぐ~」(1983年作品)。
ラットRATTの「情欲の炎 OUT OF THE CELLAR」(1984年作品)。
現在この他いろんなアーティストのアルバムを、
いろんなフォーマットやメディア、配信プログラムから、最高の音質で聴くことができます!是非どうぞ!